本年5月末の総会にて前任の服部真二会長からバトンを受け継ぎました22期卒業の永野毅です。微力ではありますが、これから皆さんと共に塾高同窓会の発展に尽くして参りますのでどうぞ宜しくお願い致します。

 慶應義塾高等学校は1948年(昭和23年)に設立されました。塾高同窓会は、それから32年後の1980年(昭和55年)に当時の先輩方の“日本一の同窓会を創りたい”との並々ならぬ熱意とリーダーシップにより創設されました。
 その目的は「長い人生の中でその青春のひと時を共に過ごした人たちが、純粋に母校愛のもとに集い、互いに励まし助け合い、人生をより豊かに過ごすための、再びの出会いの場とすること」にあります。
 これから皆さんと共にこの伝統ある同窓会を発展させてゆく中で、少しでも迷うことがあれば、この「目的」に立ち返り、確認しながら前進してゆくことを、この機に皆さんと共有しておきたいと思います。
 そしてこの同窓会が塾高生にとっても、在学中は勿論、卒業後も生涯を通じて多くの気づきや出会いの場として魅力的な存在となるよう、共に努力して参ります。
 コロナ後に於いても、様々な課題先進国の日本にあって、温暖化や少子高齢化、格差や分断の解消等、人間社会の幸せに向けて未来をデザインし、良い社会、良い世界をリードすることが出来るのは次世代を支える若者の力です。
 この同窓会もまた後輩たちが全社会の先導者として、日本だけでなく地球的課題に正面から立ち向かってくれることを期待し、社中協力の要として様々な役割を担って行ければと思います。
 脈々と受け継がれた塾高同窓会の気風をしっかりと受け継ぎ、この“日本一の同窓会”を力強く次世代に引き継いで行くことをお約束して、甚だ簡単ですが就任のご挨拶とさせて頂きます。
 会員の皆様には今後一層のご指導、ご協力を何卒宜しくお願い致します。

令和 3年 6月
一般財団法人 慶應義塾高等学校同窓会
第7代会長 永野 毅